今回は一括見積・発注サービス「比較ビズ」を6ヶ月、合計10万円ほど利用して感じたメリット・デメリットについてお話したいと思います。
今回お話しする内容は見積もりを依頼する側ではなく、見積もりを受け取る側。
つまり事業者側としてお話しています。
さらにホームページ制作の集客に限定してお話します。
利用者側としては利用料金がかからず、便利なサービスと言って良いかと思います。
ある程度受ける提案の数を絞らないと連絡が来すぎて「選定に困る」というデメリットはあると思いますが、ここに気をつければ発注先は見つかるかと思います。
とはいえ、事業者は比較ビズの利用料を支払っているので直接問い合わせした方が安くなるかと思います。
もし、ホームページ制作会社をお探しならマーケ部のサービス「Locasite」からお問い合わせください。
さて、まずは事業者として「比較ビズ」を利用して感じたメリットからお話します。
比較ビズを利用して感じたメリット
比較ビズを利用して感じたメリットは以下の3点です。
- 案件数が多い
- 大手の案件もある
- サービス料金が安い
- 開封無効も迅速にしてもらえる
各メリットについて一つずつ説明します。
案件数が多い
案件数は多いと言って良いと思います。
ホームページ制作の閑散期だと案件数は少なくなりますがそれでも月10~20件ぐらい、多いときは月30件以上のホームページ制作案件があります。
予算の多い事業者、業種、必要とされている機能のトレンドなどを分析が出来て勉強になります。
必要とされている機能のトレンドが分かるのはメリットに感じる人にはかなりのメリットだと思います。
大手の案件もある
案件を開封しなければ大手かどうかは分かりませんが、これまで100案件以上開封してきて5案件ぐらいは大手の案件でした。
大手だとサービスのクオリティは問われますが、予算が多く受注できれば事業者としては実績にもなりかなり大きいと思います。
サービス料金が安い
比較ビズは月額15,180円(税込)なのでサービス料金としては安いと思います。
10案件までは開封がサービス利用料金内に含まれているので1案件あたり1,518円。
そう考えると安い事がわかると思います。
開封無効も迅速にしてもらえる
一定の確率で案件を開封し、電話やメールやメッセージ機能で連絡しても一切連絡が取れない案件があります。
こういう案件は運営に異議申し立てをすればすぐに開封無効として対応してもらえるのは良かったです。
比較ビズを利用して感じたデメリット
逆に比較ビズを利用して感じたデメリットもお話します。
デメリットに感じたのは以下の3点。
- ライバルも多い
- 案件が開封出来ない
- 受注率が悪い
- 全体的に予算が少ない
各デメリットについても一つずつ説明します。
ライバルが多い
サービス料金が安いため、ライバルはかなり多いです。
見積り依頼者の方で見積り依頼する案件に参加する企業の数を設定出来るのですが、少なくても4社ほど、多いと30社なんてこともあります。
平均だと7~10社ぐらいが設定されていることが多いです。
なお、どのぐらいの会社数から見積もりが取られているのか、案件開封時には分からない仕様になっています。
受注率が低い
ライバルが多いでお話したように平均7~10社の事業者が見積もりに参加しているため、受注率は低いと言わざるを得ません。
4社ならまだ勝ち抜く事はできるでしょうが、10社のコンペとなると営業力が物を言います。
また、受注率が下がる原因がフリーランスが多いというのも理由の一つでしょう。
フリーランスは料金が安い事が多いので、価格を重視している見積もり依頼者の案件はほとんど獲得できません。
全体的に顧客の予算が少ない
全体的に顧客の予算が少ないものが多いです。
もちろん、50~70万円、100万円以上の予算が設定されている案件もありますが、30万円以下と比べると少ないです。
実際電話やZOOMで話を聞いてみたら予算額がもっと安くてお断りしたこともありました。
また、保守契約を求めているお客様は一定数いるものの、基本的に求められていないと思ったほうが良いです。
案件が開封出来ない
案件が開封出来ないことも多々あります。
事業者として求めているのはライバルの少ない案件なので、見積もり参加企業の数が少なく設定されている案件を開封したいところです。
見積もり参加企業の数が4社以下に設定されているとほぼ開封出来ません。
案件の内容を見ずに案件開封しているとしか思えないぐらい、あっという間に募集終了となります。
比較ビズを利用する価値はあるのか?
さて、ここまで比較ビズを利用して感じたメリット・デメリットについてお話しましたが、次は結論として比較ビズを利用する価値はあるのかについてお話したいと思います。
6か月間利用して下した判断にはなりますが、結果としては
「他に集客につながりそうな方法があるならその方法を試してみるべき」
という結論に至りました。
弊社のホームページ制作サービスも安さにはかなり自信がありますが、それでも利用を継続したいと思うほどの受注を得ることは出来ませんでした。
安さに自信のあるフリーランスの方には比較ビズはおすすめかと思います。
この話はあくまでホームページ制作での話となります。
もし、他の業種で利用した結果を共有してくださる方がいたら追記しますのでお問い合わせフォームからご連絡ください。