ブログ記事を書く際に「どんな内容を書こう?」「どのぐらいの文字数書こう?」と迷ってしまうなら記事構成をしっかりと作ることをおすすめします。
記事構成とはブログ記事の骨組みのこと。
記事構成がしっかりと定まっていないから内容や文字数で迷いが生じてしまいます。
今回は記事構成を作るメリットとタイトルから考える簡単なブログ記事構成の作り方についてお話します。
まずは記事構成を作るメリットからお話します。
記事構成を作る4つのメリット
記事構成を作ることで以下のメリットがあります。
ライティングの時間が短縮できる
記事構成を作ることでライティングの時間を短縮することが出来ます。
ライティングの時間を短縮することが出来る理由は「既に書くべき内容が決まっているから」です。
記事構成として一連の流れが決まっているので、ライティングの内容に迷いが無くなります。
見出しごとに「次、何を書こう?」となることが無いのです。
しかし、記事構成を作っていない人はもしかしたらこう思うかもしれません。
記事構成を作ると「記事の制作時間が増えてしまうのでは?」と。
これは間違いです。
確かに記事構成を作る分の時間は増えます。
しかしライティングで迷いが生じない分、記事構成を作らない時と同じか、それよりも時間を短縮することが出来ます。
記事構成を作る練習は必要ですが、記事構成を作ることが習慣化できれば1記事の制作時間を減らすことが出来るため大きなメリットとなります。
記事タイトルと記事内容の相違を防ぐことが出来る
ライティングしながら見出しを考えていると途中から話が脱線してしまい、結局何の記事だったのか分からなくなることがあります。
そうなると、どこまでの内容をそのまま使い、どこから捨てるのか取捨選択が必要となるため修正が大変です。
あらかじめ記事構成を作成することでこのような無駄な作業を防ぐことが出来ます。
さらに記事タイトルと記事内容が一致していることでSEOの評価も受けやすくなります。
逆に記事タイトルと記事内容が一致していないとSEOの評価を受けにくくなるため、SEO対策の面でもメリットがあると言っていいでしょう。
チーム内での確認も楽になる
記事構成を作ることはチーム内で記事内容を確認する際にも役立ちます。
記事を書ききってから確認するのは書く方もチェックする方も時間がかかります。
指示の内容が伝わりきっておらず、期待した内容になっていないということはよくある話です。
記事内容をすべてチェックして、修正してもらって、修正して、またチェックして、、、そのうち指示した側もどんな記事が書きたかったかよく分からなくなってしまう。
こういったことを防ぎ、修正の時間を短縮することが出来るのが記事構成の作成という訳です。
記事制作を依頼する際にも役立つ
ライターに記事の執筆を依頼することがあるでしょう。
記事構成を作ることでどんなライターにでも一定の品質で記事を書いてもらうことが出来ます。
記事の内容はSEO対策としても重要なので、記事構成を自社で作ることにより資産となる記事を作ることが出来ます。
その他にも修正依頼や修正待ちの時間を減らすことにもつながるため、記事構成を作るメリットは多いです。
次は記事構成の基本パターンについてお話します。
記事構成の基本パターン
記事構成の基本パターンは以下のように構成されます。
リード部分
リード部分は検索者がアイキャッチ画像の次に目にする部分であり、最も重要な部分です。
ここで検索者に「この記事には私が知りたいことが書いてありそう!」と思ってもらうことが大事です。
そう思わせることが出来ないとその時点で離脱してしまう可能性があります。
本文
リード部分の次に重要なのが本文です。
本文は複数の見出しで区切られていることが一般的です。
体験談の記事ではあなたが体験したことを実際の画像とともに説明、ノウハウ系の記事では根拠となるデータと合わせて説明することが大事です。
合わせて薬機法を理解しておき、薬機法に違反しない内容とする必要があります。
結論
結論ではこれまで書いてきた内容を簡潔にまとめます。
紹介したい商品やサービスが有る場合は、これまで書いてきた内容が紹介したい商品やサービスに繋がるよう結論に入れておくと良いでしょう。
紹介したい商品やサービスが無い場合は次の記事に繋げるための案内文を入れると良いでしょう。サイト回遊率が上がるためSEO対策になります。
次はタイトルから考える簡単なブログ記事構成の作り方についてお話します。
タイトルから考える簡単なブログ記事構成の作り方
ブログ記事の構成は記事タイトルをベースに考えると作りやすいので、記事タイトルが決まっている前提でお話します。
実際に順を追って記事構成を作って見ましょう。
誰に何を伝えたいのかを決める
まずは記事タイトルをベースに誰に何を伝えたいのかを決めましょう。
仮に以下の記事タイトルならどのような人に何を伝えるのが良いでしょうか?
記事タイトル:痩せられない人におすすめしたいトレーニングジム10選!
答えの1つとして以下の様に決められます。
ターゲットユーザー:20代~30代の仕事で運動する機会が減ったことで体重増加が気になっている女性
伝えたいこと:現役パーソナルトレーナーがダイエットで悩む20代~30代の女性に対し、通いやすさ、価格の観点でトレーニングジムを紹介する。それぞれのトレーニングジムの良いところ、悪いところをわかりやすく書く。
決めたことが正しいか調査する
誰に何を伝えたいのかが決まったら次は情報収集をしましょう。
インターネットや書籍、アンケートやインタビューでターゲットユーザーが本当に知りたいことと自分たちの伝えたいことが一致しているのかを調査します。
一致していなければ修正します。
他にも伝えなければならないことが無いかも一緒に調査しましょう。
今回は調査した結果、女性専用のトレーニングジムに通いたいと思っているということが分かったとします。
そこで以下のように伝えたいことを修正しました。
伝えたいこと(修正前):現役パーソナルトレーナーがダイエットで悩む20代~30代の女性に対し、通いやすさ、価格の観点でトレーニングジムを紹介する。それぞれのトレーニングジムの良いところ、悪いところをわかりやすく書く。
伝えたいこと(修正後):現役パーソナルトレーナーがダイエットで悩む20代~30代の女性に対し、通いやすさ、価格、女性専用の観点でトレーニングジムを紹介する。それぞれのトレーニングジムの良いところ、悪いところをわかりやすく書く。
実際に記事構成を作る
これまでに決めたことをもとに記事構成を作成します。
仮にこれまで決めた内容から記事構成を作ってみましょう。
ターゲットユーザー:20代~30代の仕事で運動する機会が減ったことで体重増加が気になっている女性
伝えたいこと:現役パーソナルトレーナーがダイエットで悩む20代~30代の女性に対し、通いやすさ、価格、女性専用の観点でトレーニングジムを紹介する。それぞれのトレーニングジムの良いところ、悪いところをわかりやすく書く。
【リード部分】
以下のことをユーザーに伝える
・ダイエットで悩む20代~30代の女性向けの記事であるということ
・現役パーソナルトレーナーが厳選した内容であるということ
・それぞれのトレーニングジムの良い所・悪い所を遠慮せずに書いているということ
現役パーソナルトレーナーが遠慮せずに書いているというのを伝えることでユーザーの信頼を得ることが出来る。
また、ユーザーの年齢を限定することで「私に向けて書いてくれているんだ」と私事にすることが出来る。
【本文】
(h2)現役パーソナルトレーナー総合的におすすめのトレーニングジム3選
(h3)Dジム
(h4)Dジムの特徴
(h4)Dジムの営業時間
(h4)Dジムの料金
(h3)Aジム
(h4)Aジムの特徴
(h4)Aジムの営業時間
(h4)Aジムの料金
(h3)Bジム
(h4)Bジムの特徴
(h4)Bジムの営業時間
(h4)Bジムの料金
(h2)現役パーソナルトレーナーおすすめの通いやすいトレーニングジム3選
(h3)Aジム
(h4)Aジムの特徴
(h4)Aジムの営業時間
(h4)Aジムの料金
(h3)Bジム
(h4)Bジムの特徴
(h4)Bジムの営業時間
(h4)Bジムの料金
(h3)Cジム
(h4)Cジムの特徴
(h4)Cジムの営業時間
(h4)Cジムの料金
(h2)現役パーソナルトレーナーおすすめの価格の安いトレーニングジム4選
(h3)Aジム
(h4)Aジムの特徴
(h4)Aジムの営業時間
(h4)Aジムの料金
(h3)Dジム
(h4)Dジムの特徴
(h4)Dジムの営業時間
(h4)Dジムの料金
(h3)Eジム
(h4)Eジムの特徴
(h4)Eジムの営業時間
(h4)Eジムの料金
(h3)Bジム
(h4)Bジムの特徴
(h4)Bジムの営業時間
(h4)Bジムの料金
(h2)現役パーソナルトレーナーおすすめの女性専用トレーニングジム3選
(h3)Dジム
(h4)Dジムの特徴
(h4)Dジムの営業時間
(h4)Dジムの料金
(h3)Aジム
(h4)Aジムの特徴
(h4)Aジムの営業時間
(h4)Aジムの料金
(h3)Bジム
(h4)Bジムの特徴
(h4)Bジムの営業時間
(h4)Bジムの料金
【結論】
記事本文の内容を簡潔にまとめる。
結論を読んでいるということはトレーニングジムが決まっていないということなので最後にもう一度最もおすすめのDジムを紹介する。
まとめ
今回は記事構成を作るメリットや記事構成の基本の形、ブログ記事構成の作り方についてお話してきました。
実際に記事構成ができるまでの流れも示したのでかなりイメージしやすいかと思います。
今回は各見出しの概要は省略しましたが、各見出しの概要も書くとより記事全体のイメージが付きやすくなります。
大事なのはユーザーが読みやすく答えを得られる記事を作ることであり、記事構成を作ることではないということです。
ライターのスキルや環境に合わせて取捨選択を行うと良いでしょう。
貴社のSEO対策にご活用ください。