あなたのWEBサイトがどのぐらいの時間、閲覧されているのか分析することはとても大事です。
WEBサイトを分析する際のツールには主にGoogleアナリティクスを使うと思いますが、今回はWEBサイトを分析に使用する指標の1つである滞在時間についてお話します。
滞在時間とは?
まずは滞在時間の意味についてお話します。
滞在時間とはWEBサイトの閲覧を開始してからブラウザバックや閉じるなどで離脱するまで時間のこと。
Googleアナリティクスでは「平均ページ滞在時間」と「平均セッション時間」の2つの滞在時間が存在します。
次は「平均ページ滞在時間」についてお話します。
平均ページ滞在時間とは?
平均ページ滞在時間とはページごとの滞在時間の平均のこと。
平均ページ滞在時間を見ることでそのページがどの程度読まれているのかを知ることが出来ます。
例えば5000文字の記事だったとします。
5000文字の記事であれば流し読みでも3分から5分、真剣に読めば10分はかかります。
もし仮に平均ページ滞在時間が1分だったとしたら、明らかに途中で離脱していると予想がつきます。
途中にコンバージョンポイントを置いていれば話は少し変わりますが、いずれにせよヒートマップツールを用いてどこで離脱しているのかを探る必要があります。
この様に平均ページ滞在時間を知ることである特定の1ページの改善につなげることが出来るのです。
次はページ滞在時間と平均ページ滞在時間の計算方法についてお話します。
ページ滞在時間の計算方法
ページ滞在時間の計算方法はこのようになっています。
ページ滞在時間 = (ページ離脱時間) ー (ページ流入時間)
例えばあるユーザーが「誰でも知りたい!禁断のダイエット方法!」というページを「10:00」にWEBサイト内のページの閲覧を開始(ページ流入時間)、「10:05」にリンクなどを踏んで他のページに移動あるいはページを閉じた場合(ページ離脱時間)、Aのページのページ滞在時間は5分ということになります。
平均ページ滞在時間の計算方法
平均ページ滞在時間の計算方法はこのようになっています。
(平均ページ滞在時間) = {(ページ滞在時間1) + (ページ滞在時間2) + ・・・} ÷ (ページ数)
例えば
ユーザーAが「誰でも知りたい!禁断のダイエット方法!」というページを「10:00」に閲覧し始め、「10:05」にリンクなどを踏みページを離脱した。
ユーザーBが「失敗しないダイエット術!」というページを「17:00」に閲覧し始め、「17:10」にページを閉じた。
この場合「誰でも知りたい!禁断のダイエット方法!」のページ滞在時間は5分(ページ滞在時間1)、「失敗しないダイエット術!」は10分(ページ滞在時間2)となります。
つまり
(5分 + 10分) ÷ 2ページ = 7.5分
平均ページ滞在時間は7.5分ということになります。
次は「平均セッション時間」についてお話します。
平均セッション時間とは?
平均セッション時間とは閲覧を開始してから離脱するまでの時間のこと。
平均ページ滞在時間との違いは平均ページ滞在時間がある特定の1ページの滞在時間であるのに対し、平均セッション時間は複数のページの滞在時間であるということ。
平均セッション時間が分かることで、どういったユーザーがWEBサイトを長く読んでくれているのか知ることができます。
長く読んでくれているユーザーに対して記事を書くようにすることでより滞在時間を延ばしたり、そのユーザーが興味を持ちそうな広告を導入したりと色々な施策を打つことが可能です。
セッション時間の計算方法
セッション時間の計算方法はこのようになっています。
セッション時間 = (WEBサイト離脱時間) ー (WEBサイト流入時間)
例えば「誰でも知りたい!禁断のダイエット方法!」というページが「10:00」にWEBサイト内のページの閲覧を開始(WEBサイト流入時間)、「10:05」にリンクなどを踏み、「失敗しないダイエット術!」というページを読み始め、「10:15」にページを閉じた場合(WEBサイト離脱時間)、「誰でも知りたい!禁断のダイエット方法!」のページ滞在時間は5分、「失敗しないダイエット術!」は10分となるため、セッション時間は15分ということになります。
平均セッション時間の計算方法
平均セッション時間の計算方法はこのようになっています。
(平均セッション時間) = {(セッション時間1)} + {(セッション時間2)} + ・・・} ÷ (セッション数)
例えば
ユーザーAが「誰でも知りたい!禁断のダイエット方法!」というページが「10:00」にWEBサイト内のページの閲覧を開始、「10:05」にリンクなどを踏み、「失敗しないダイエット術!」というページを読み始め、「10:15」にページを閉じた(セッション時間1)。
ユーザーBが「誰でも知りたい!禁断のダイエット方法!」というページが「20:00」にWEBサイト内のページの閲覧を開始、「20:10」にリンクなどを踏み、「失敗しないダイエット術!」というページを読み始め、「10:25」にページを閉じた(セッション時間2)。
この場合Aのユーザのセッション時間は15分、(セッション時間2)は25分となります。
つまり
(15分 + 25分) ÷ 2セッション = 20分
平均セッション時間は20分ということになります。
最後に
ここまで滞在時間について、Googleアナリティクスの平均ページ滞在時間や平均セッション時間についてお話してきました。
平均ページ滞在時間や平均セッション時間を知ることで、改善のための施策案を導き出すことが出来ます。
真剣に読まれているページ自体を分析することで、ユーザーが求めている記事の特徴を掴むことも可能です。
WEBサイトを持っていてGoogleアナリティクスを導入しない理由はないですが、もしGoogleアナリティクスを導入していなくても何らかの方法で滞在時間を把握する必要があります。
このように滞在時間を知ることで様々なメリットがあるため、マーケティングに関わる人間であれば必ず覚えておいた方が良いでしょう。