ホームページの制作依頼を受けると、まず対面や電話あるいはZOOMでヒアリングを行うのが一般的です。
そのヒアリングで見積もりを出すために必要な情報を質問するわけですが、10社に2~3社ぐらいの割合で「どんなことを決めておけば良いのか分からない」という事業者がいます。
そこで今回はホームページを制作会社に依頼する上で最低限決めておきたいことについてお話します。
ホームページ制作を依頼する上で最低限決めておくべきこと
ホームページを制作会社に依頼するなら以下の事を決めておくと良いでしょう。
ホームページの目的
ホームページ制作を依頼する上で最低限決めておくべきことの1つ目はホームページの目的です。
ホームページの目的はホームページ制作においては凄く大事な項目です。
あなたが
「なぜホームページを制作しようとしているのか?」
「そのホームページでなにを実現したいのか?」
をしっかりと決めておき、ホームページ制作会社に伝えることでホームページ制作会社はホームページにあなたの会社ならではカラーを出すことができるとともに適切な提案をすることができます。
予算
ホームページ制作を依頼する上で最低限決めておくべきことの2つ目は予算です。
ホームページ制作に支払う事ができるお金を決めておきましょう。
予算によってデザインであったり、実装出来る機能などが変わってくるため、必ず決めておきたい項目の1つです。
ホームページ制作会社は予算に合わせて、可能な限り予算内で制作出来るよう調整し、提案してくれます。
当然、予算が多ければ多いほど出来ることは多くなり、予算が少なければ少ないほど出来ることは少なくなります。
ですが、見栄を張って予算を高く設定するのは後で自分の首を締めるだけなのでやめておきましょう。
必要なページ数
ホームページ制作を依頼する上で最低限決めておくべきことの3つ目は必要なページ数です。
必要なページ数によって見積もりが大きく変わります。
・トップページ
・事業内容
・企業情報
・アクセス
・お問い合わせ
・プライバシーポリシー
など必要なページを一覧にしておくと良いでしょう。
必要な機能
ホームページ制作を依頼する上で最低限決めておくべきことの4つ目は必要な機能です。
必要なページ数と同じように
・お問い合わせフォーム
・予約フォーム
・EC機能
・ギャラリー機能
・Googleマップ埋め込み
など必要となる機能を一覧にしておくと良いでしょう。
イメージの近い他社のホームページ
ホームページ制作を依頼する上で最低限決めておくべきことの5つ目はイメージの近い他社のホームページです。
イメージの近い他社のホームページを1~3つほど見つけておき、その中でイメージに近い順にランキングを決めておきましょう。
「他社のホームページのこの部分を取り入れたい!」
「全体的なイメージはこの他社のホームページのようにしたい!」
というのを細かくホームページ制作会社に伝えられるとベターです。
ターゲットとなるユーザー
ホームページ制作を依頼する上で最低限決めておくべきことの6つ目はターゲットとなるユーザーです。
どういった人にこれから作るホームページを読んでほしいのかは決めておいた方が良いでしょう。
例えば年齢が20代で会社員の女性がターゲットのホームページと年齢が50代で会社員の女性がターゲットのホームページでは違いは年齢だけですが、完成するホームページのデザインが大きく異なります。
保守の有無
最後に保守の有無についても決めておきましょう。
一般的なホームページなら保守費用は10000円前後。
ECサイトなら保守費用は30000円~50000円としているところが多いです。
一昔前は保守契約は必須としているホームページ制作会社が多かったですが、最近では保守なしでもOKというところも増えています。
保守無しの場合は自分でサーバーを契約して、万が一のことが起きた場合のデータのバックアップも自分で行う必要があります。
保守無しで万が一データが消えてしまった場合、ホームページの制作をお願いした会社に「消えてしまったので戻してください」とお願いしても良くて初期状態にしか戻せないことがほとんど。
これまで投稿したブログのデータや画像は戻すことができません。
このような理由から基本的に保守契約はすべきでしょう。
とはいえ、毎月保守費用が発生するのも事実なので、この辺りは財務状況によって検討すると良いでしょう。
ホームページ制作を依頼する前に決めておくことで見積もり額やデザインのズレを小さくしよう
ここに挙げた7つのことをしっかりと決めておけば、打ち合わせが比較的短時間で済み、見積もりやデザイン完成時やホームページ完成時のイメージのズレを最小限にすることができます。